蒼海ガールズ!:感想
こんにちは、横紙タートルです。
本日は白鳥士郎著、「蒼海ガールズ!」の感想を書いていきたいと思います。
こんな人におすすめ!
・男の娘が好きな人(主人公(男)が可愛すぎて辛くなるレベル。僕は本作で男の娘に目覚めました)
・航海物が好きな人(舞台がフリゲート艦です。めちゃくちゃ海戦します。特に最終巻である3巻は特盛)
・女の子ばかりが出てくる話が好きな人(基本的に男は出てきません。ただし男の娘は除く)
表紙を見ると百合っぽさを感じますが、どちらかというとハーレム系作品に近いです。青春海洋男の娘系ラブコメです。
作品概要
「蒼海ガールズ!」は2009年にGA文庫から発売されたライトノベル(全3巻)です。
著者は「りゅうおうのおしごと!」「のうりん」でお馴染み、白鳥士郎先生です。
イラストはやすゆき先生が担当されています。
あらすじ
「きみはこれから女になる」「え?え…えええぇ?」国を追われて海を漂流していた皇子シューフェンは、アラミス王国の軍艦ビシャスホースに拾われる。だが、少女ばかりの乗組員で構成されたこの船には、厳正なルールがあった。すなわち「男子禁制」。男とバレたら死刑になってしまう状況で、艦長から提案されたのは、持ち前の可愛さを生かして女のフリをすることだった!少女たちから可愛がられたりセクハラされたりしつつ、果たしてシューフェンは自らの秘密を守りきれるのか!?男女比一対二〇〇の船上で繰り広げられる、ボーイ・ミーツ・ガールズストーリー開幕。
感想(以下、ネタバレ注意!)
個人的に百合はあまり好みでなく、表紙を見たときに「なんか百合のオーラを感じるな~」と抵抗感を覚えつつ、買いました。じゃあ読むなよと思うかもしれませんが、白鳥士郎先生の作品ということで購入しました。読了後の感想としては「全然百合じゃないじゃん!俺の馬鹿!」と言ってしまいました。普通にボーイ・ミーツ・ガールストーリーで、いろいろなタイプの女の子がたくさん出てきて、海戦して、ピンチになったら仲間出てきて、これぞライトノベル!といった物語で百合恐怖症の僕でも十二分に楽しめました。そのかわり副作用で自分でも知らなかった自分の新たな一面に出会ってしまいましたが。
いや~、まさか僕が男の娘に目覚めるとはね。「バカテス」の秀吉とか「俺ガイル」の戸塚とか名だたる男の娘たちを見ても「うーん、かわいいけどイマイチ刺さらんな…」となっていた僕のハートに主人公のシューフェンがぶっ刺さりました。そりゃあもう見事に深々と刺さったね、性の癖ってやつに…。
印象に残ったキャラクター紹介↓
シューフェン(主人公)・・・噂の男の娘。僕の性癖の扉をこじ開けた犯人。黒髪。かわいい。好き。頑張り屋さん。好き。特に2巻にショートパンツを履いたシューフェンの挿絵があるのですが、それが信じられないくらいの破壊力を持っていて、ついつい後ろのファムと同じ表情になってしまいました(挿絵のファムは色っぽいですが現実世界ではオタクがハアハア言っているだけなので非常に気持ち悪かったと思います)。何度も見すぎたせいか型がついてしまい、2巻を手に取った時、自然とそのページが開くようになりました。
まとめ
百合系と見せかけてボーイ・ミーツ・ガールの爽やかストーリーでした。海戦シーンは迫力とスリルがあり、読んでいて胸躍る素敵な作品でした。
以上です。ばいばい!